帽子の世界、帽子屋の知恵袋
天然草素材| 花麦のはなし
カンカン帽やヴィンテージハットが好きな方はご存知かもしれませんが、
ストロー素材の一つに花麦と呼ばれるブレード素材があります。
「花麦のカンカン帽」などと言われ、下記写真のような素材を花麦だと
認識されている方も多いと思いますが、
この花麦とは一体何なのか?と思われた事はありませんか。
一般に使われるストロー素材と何が違うのか。
帽子業界内でも曖昧な定義で使われているため、少し調べてみました。
花麦をはじめ、ブンタールなど手の込んだ編みの天然草素材は、
伝統的に手先が器用で、きめ細かい工芸品づくりを得意とする
中国で作られてきたものが多くあります。
実際に中国の編み手まで辿って調べたところ、
「花麦」という名称は、あまり食用に向かない実が小さく茎の長い品種の小麦の茎から作られた
飾り編みのブレードの総称であることが分かりました。
上の写真のような編みブレードストロー素材だけが花麦というわけではなく、
実際にはさまざまな種類が存在するようです。
ちなみに写真の編み方は、現在では固有の名称は残っておらず、
単なる番号として「0359」と呼ばれているそうです。
この0359の花麦ブレードは、現在ではほとんど編み手がいないとのことで、
すでに編まれたごく少数の在庫が流通しているのみとなっています。
……使い道のない無駄知識かもしれませんが。
ちなみに、今年の春夏シーズンでも花麦のカンカン帽の入荷を予定しています。
透かし編みになった通気性の良いブレード素材ですので、
どうぞお楽しみに。
*上記は帽子に使われる花麦と呼ばれるものについてで、フラワーアレンジに使う花麦というのもあるそうですが、帽子の花麦は飾り編みの総称らしいので違うものかもしれません。花麦とは?
花麦ブレードのカンカン帽
- 2026.02.08
- 21:52
- 帽子の世界、帽子屋の知恵袋









